積年の両片思いよ

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 もう言えない。  言う必要も、なくなった。  貴方の最後のその言葉は、私の心を掴んで離さなかった。  帰りの電車の中で、ずっと考えていた。  何がいけなかったの。私はどうすればよかったの。  お願い、教えて。  貴方はよくても私は駄目なの。わからなければ前に、進めない。
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