〜spinning〜

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キスの雨を降らせながらも、左手はシャツの隙間から侵入し、俺の胸の突起に辿り着き、指の腹で転がすように弄る 唇が離れると、甘い声が零れだす 「はぁ…ん…っ…ユノ」 ユノの指は、確実に俺の弱いところを狙って弾くから、ここっちまでその気になってくる 「どうしたの?ジェジュン」 わかってるくせに… どうしても俺に言わせたいみたいだ ユノは俺を抱くとき、いつもSになる 俺がMだって分かってるから まるで磁石のように、ピッタリと合わさった身体は高揚して、熱が上がる 「はぁ…はぁ…ユノ…」 キスだけで達しそうになる… 本当、いつも思う… キスが上手だって。キスだけで、何度イキそうになった事か… 本音を言えば、例えドラマでも他人にユノの唇には触れて欲しくない でも、そんな事は言わない 仕事だし、俺もやってる事。 でも、どちらかがそうなると、お互いの求め方はハンパない お互い口には出さないが、嫉妬と独占欲がいつもに増して、強くなり、求め方が激しくなる それが、俺達の愛情の裏返しなんだろう。 キツく抱かれた日は、特に愛を感じる そんな事を感じる俺は、やっぱりMなんだろうね… ユノも分かってる。 あ、うん、の呼吸。 空気のような存在。 長く付き合ってるからこそ、分かるお互いのいい所と悪い所 言葉には出さなくても、分かるのにユノはあえて俺に言わせようとする ユノの独占欲は、昔から変わってない デビュー前もそうだったし、5人で暮らしてる時もそうだった でも、ユノ以上に俺の方が独占欲が強かったのかもしれない ユノに重いと思われたくなくて、態とクールにしてみたり、他のメンバーと仲良くして、気を紛らせたりしていたけど、ユノには逆効果だったみたいだ
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