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再び、温め直して席につくと、今度こそ食事にありつけた
「やっぱ、ジェジュンが作るチゲは、宇宙一だよ なぁ‥」なんて、しみじみユノが言うものだから、少しだけ可笑しかった
「俺はいい嫁もらったな(笑)こんなに美人でスタイルも好くて、料理上手で床上手…」
「ユノ、誉めすぎ(笑)もう、何にも出ないよ?」
「俺は、お前さえ居てくれたら、何もいらないよ?」
「ユノ‥」
「名残惜しいけど、そろそろ行かなくちゃ‥」
「え‥ もう?」
「ああ。」
「…そっか。」
「心配しなくても、大丈夫。俺はジェジュンだけを愛してるから」
「ユノ‥」
その言葉通り、ユノは食事を終えると、シャワーを浴びて帰って行った
俺にとっては、ちょっとだけ早いクリスマスプレゼントだった
こういうのもたまにはいいな…
なんて、ベットの上で余韻に浸っていると、ふと‥ベットサイドのチェストに、目が止まった
其処には、小さな箱が置かれていた
中を開けてみると、メッセージカードと共にペアリングの一方が入っていた
"次に会うときは、付けてね"
「ユノ‥ありがと」
きっと忙しい中、買いに行ってくれたに違いない‥
俺の不安を知ってか知らずか‥こういう時に"お揃い"の物を与えてくれる
それが
"独りじゃないんだよ?"って言ってくれてるみたいで、鼻の奥が少しだけツーンとした
ユノとのお揃いのモノ、何十個もあるけど、そのどれもが大切で愛おしい。
大体は、俺からの物が多いけど
ちょっとした記念日や、イベントではこうやってユノからお揃いのアクセサリーを贈られる事が多かった
早速、左手の薬指に填めて、ベットに寝転んで眺める
後片付けなんて、いいや…
もう少しだけ、余韻に浸ろう
すると
お腹の奥が疼いて、受け止めたハズのユノの分身が流れだした‥
「あっはw」
それは、
"俺はまだ此処に居るよ"って主張してるみたいだった
「ユノ‥愛してる。これからも、ずっと一緒だよ?」
甘く果てしなく
~end~
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