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 君崎真琴は大学卒業後、集団ストーカー被害に遭い、家族と精神科有田の丘病院側の自白強要で統合失調を認めさせられた。  今は薬を撃たれ、成浜市有田区丸ヶ峰に在住。  有田の丘病院に通院しながらブログで被害を告発している。  真琴の退院後、精神障碍者が突然就労するのは医師がすすめない。  彼女は生活保護を受給しながら、作業所に通っていた。  そこで加害者から猛烈な攻撃に遭う。    それでいながら、担当医の工作で障害等級はどんどん下がる。  彼女は金銭的に窮していたが、集団ストーカーに社会復帰の道を阻まれ、生活保護から抜け出せなくなっていた。  雨風塔吉郎はブルーフェニックス第三部隊隊長。  極端に身体が大きい事には功罪があるな、とちょっと気にしている。  コンピュータルームでパソコンの一機がポーンという音を鳴らした。  若い女性隊員が反応して彼に言った。  「SOSエンジンに新規通知です」  「どこだ」  「成浜市、有田区」  「わかった。全員配置につけ」  ブルーフェニックスは国家権力に対抗できる組織である。
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