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「散々頼って来てたくせに次は命を狙ってくるとはなぁ」
勇者として王国に仕え、残虐非道を尽くす魔王を討ち取ったが為に、その戦闘力を危惧した国王は元勇者 レイン を次の魔王として次々と刺客を送り込んでいた
「だから言ったじゃないの。魔王の討伐なんてしてもいいことないわよって」
「その時はこんなことになるなんて考えても無かったんだよ!」
逃げ込んだ山奥にポツンと建てられた廃屋を一時的な逃げ場として使っていたレインの横にいるのは、逃げ回るには到底向いていない派手なドレスを纏う女性 国王の3人の娘のうちの長女 アリス・アレクサンドラ
つまり第一王女のお姫様だった
「くっそぉ、、、こうなったら王国ごと焼き払うか、、、」
「よくもまぁ王女である私の前でそんなこと言えるわね」
「王女王女って生贄のように俺に差し出されたのによく言えるな」
その言葉を発した瞬間、場の空気は更に重くなり沈黙が廃屋の中を支配する
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