夜明けの向こうへ

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 僕らの体はきっと、いつまでも海底に沈んだトラックの中なのだろう。  それならきっと、これはまだ浅い眠りの夢。いつまで続くかも分からない。けど、決して覚めることはない夢。暗くなる前に訪れる夢。  そう考えれば、何の因果なんだろうか。  これじゃあ、あの時の詩のタイトル通りになってしまっているではないか。  まぁ、それでも良いか。二人で居られるのなら。 『昏き夜、眠りにつく前に』
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