13.一歩進むと二歩下がる(11月5日)

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13.一歩進むと二歩下がる(11月5日)

 勤務先は四半期に分かれており、第3クォーターが始まって1か月が経った。上の方で第2クォーターの業務の振り返りが行われたようで、どうもプロジェクトの進行が遅れをとっているとの判断だ。そら、人と対面して進めるプロジェクト、コロナ禍で第1クォーター、第2クォーターで折衝する相手や関連する人が相当数在宅勤務をしていたのだから、遅れて然りなんじゃないの、と私は思うのだが。プロジェクト自体はそういうのは関係なしに今年度中にほぼほぼ終える予定のため、進め方を再検討する時期にあるようだ。残念ながら私の仕事はプロジェクト促進に貢献する内容ではないので、見守るしかないのが痛いところ。  そういうわけで、できる男はさらに厳しくなっている。前は、疑問があれば自分で解決できるのか、私が持っている情報が足りないのかを見極めて覚悟して聞けるところまで来ていた。忙しそうな姿を見ると声掛けにくい気分になる私は基本ヘタレ。今は、この疑問を解決せずとも仕事が進められるかどうかと考えて質問をするように考えている。要は、空気がぴりぴりしているのだ。
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