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3. コロナと職(8月1日)
結婚後の職って結構考える。子供は欲しいし、でもキャリアは積みたい。母が国立大学を出て(当時そんな女性はほんの一握り)、技術職で定年まで働いた格好良さに憧れるもあるのだけれど。せっかく生まれて、塾や大学に不自由なく行かせてもらって、10年以上同じ職場で働いて、ってなったら、やっぱり今後「人として何か社会に貢献したい」みたいなのが自分の中にあるのだ。教員で終わるというのもあるのだけれど、教員って自分が何をしたというよりは、一部の人に影響を与えることしかできない。人に影響を与えるような目に見える物を残したくなったのだ。これは就職活動する中でますます気持ちが膨らんだ。
教員生活の中で感じたのは、貧困の解消をしたいということだ。高校入学が金銭的に厳しい。高校入学したのは良いけれど、金銭的な理由で退学したという話を聞くと、中学時代にもっと何か私ができることはなかったのかと感じていた。相談に乗ることができる社会福祉士も良いと思ったが、取得するのに1年半はかかりそう。大学に通ったらもっとかかる。貯金があるとはいえ、金のかかる夫がいるから生活も考えないといけない。で、思いついたのが、ITだ。そういえば大卒の就職活動で内定もらっていたな、なんて思っていた部分もあるが、ITで社会福祉に貢献しようと思ったら、教員より多くの人に影響を与える「物」が作れるんじゃないのか、と考えた。
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