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狙われた薔薇の人妻(内縁)
アリエールは未だに、狂乱してケラケラ笑いながら、無害な村人(不快害虫)を虐殺していたという。
「オーホッホッホ!オーホッホッホ!皆殺しですわああああああああああああああ!!は?」
気が付くと、金色の情夫がいた。
「やらないか?」
「はあ?ってぎゃああああああす!地獄の金色の悪夢がああああああああ!」
「我がバッキバキの生殖器を受け入れるがいい。メスゴキの母となるがいい。」
「うひいいいいいいいいい!!嫌ああああああああああああああああああああああああ!」
いきなりのしかかられた。
「ひいいいいいいい!パンツを脱がすのはやめてくださいまし!ああああ!クラクラああああ?!何ですのこれはあああああああああああああ?!」
「我がフェロモンだふはははは!勝手気ままにゴキを殺す貴様に、相応の罰を与えてやろう!ゴキ人類を孕め!このメスゴキが!」
「いいいいいいいやあああああああああああ!!」
周囲では生き残った村人(ゴキ)が、爆散した村人(ゴキ)の死骸をボリボリしている中、生命の受胎が力ずくでなされようとしていた。
「私は、エルネストの血統ですわ!貴方の如き地獄の(以下略)に、いいようにされる存在ではございませんわ!私の赤ちゃんのお部屋は先客が!お退きなさい!かましますわよ!」
「愚かな!先に孕んでしまえば我の勝ちなのだ!貴様の寺がほまされればそれまで!その後に好きにつがうがよい!それがNTRと言うものだ!ああ堪らん!蜜の匂いが!貴様を孕ませたい思いと蜜を啜りたい思いが混在している!孕めええええええええええ!蜜が!蜜がああああああああああああああ!!」
「はぎゃああああああああああ?!それは私の指輪ですわ!蜜って?」
やおらアリエールの指輪にチューチューしだした時、指輪が外れ、アリエールは抱きすくめられて拐われた。
「ぎゃああああああああああああああす!ロージー?!そして、先生?」
「助けに来たぞアリエール。子宮は無事か?ああよかった!」
「はぎゃああああああああああ?!地獄の黒い先生が!キチン質のトゲトゲした足でお腹を撫でられましても!でも、あら?まあ、本当に先生ですの?」
「見りゃあ解るだろう?!ってそうか、ゴキになっちまってんだな。ロージーを肩に座らせてるゴキがいるか!ああ、ロージーお眠かもう。よく頑張った。父ちゃんの誇りだぞ。ロージー」
「お父ーーしゃーーま」
「ってぎゃああああああす!お姫様抱っこ!」
「面倒な奴だ。アーレ・ノアーレ。幾ら神だっつっても、俺の愛する恋人(内縁)を襲ってただですむと思うなよ。つまり、俺の嫁に何してんだアホンダラ」
恋人?嫁?ああ。私、愛されてますのね?この、どう見てもお腹の中で繁殖しそうな悪夢の害虫ですが、この方が私の人生のパートナーですのね♡
アリエールは、ジョナサンの首をぎゅっと抱いた。
「アリエールの呪いを解け。駆逐してやる」
ジョナサン・イエーガーが現れていたという。
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