286人が本棚に入れています
本棚に追加
/117ページ
(その頃、自宅に戻った希樹は・・・。)
さぁ、涼のこと、どう料理しようか!
まだ涼を追い詰めるのに、時間はたっぷりとある。
じっくりと考えて奈落の底へ落してやるわ。
そんな風にお腹の底では考えつつも、表向きは彼に対して
今まで通り接して暮らす希樹だった。
そんな希樹の暮らしの中に小石を投げ掛けてきたひとりの
女がいた。それは突然に・・・。
私の携帯に知らないアドレスからのメールがきた。
「自分は涼と愛し合ってる。
それなのにアンタが涼に無理やりしがみ付いて離れない
から・・彼困ってるの。
早く私と一緒になりたいのにあなたが離婚に応じないから。
我儘で自分の気持ちを押し付けるばかりしないで早く彼を
自由にしてあげてちょうだい。
彼はやさしいからあなたに押し切られてるの。
一度私と会って話しを聞いてほしい。
そんなとんでもないメールが知らない女から届いた。
最初のコメントを投稿しよう!