A PLOT 陰謀

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 初めての店  そして、ふたりだけで会いたいと言われたこと・・。  併せて鑑みてみると、どう考えても良くないことしか 思い浮かばなかった。  俺は心の準備をして先に店の椅子に腰掛け、神妙に 希樹を待った。10分程待っただろうか希樹が待ち合わせ時間 きっかりに店に顔を出した。  「あっ、二輝、待たせてごめんね」  「いやっ、大丈夫だよ。   約束の時間ピッタリだし。      それよりさ、俺達2人きりで会ったこと今まで無かった だろ?だから何事なんだろうって、実は俺、ドキドキしてん だけど・・。   一体何? 何があった?」  「ドキドキさせてごめん。   だけどその二輝のドキドキ、当たってると思う。   ご明察通り、いい話じゃないのよ」  そう言いながら希樹の表情も声音もどんどん どぉよぉ~んとした空気を孕み出していた。    それを見て俺の鼓動はますますドクンドクン鳴り始めた。  俺はもう話すことは止め、希樹の次の言葉を待った。  空白の時間ができても急かさず、ひたすら待った。
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