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もしかしたら、
事件を知ったマンションの管理会社から連絡があった。
当日、定期清掃がありちょうど事件があった頃に30階付近を清掃していた者がいるかもしれない、と。
「その人に先ほど連絡して、来ていただけることになりました！」
息巻いて報告する新米刑事を見つめながら、ベテラン刑事は はぁ、とため息をついた
「あのな、清掃員ったって、あの部屋の中を掃除していたわけじゃないだろ？見てたんなら通報しているだろうし」
「それが……」
新米刑事はベテラン刑事に微笑んだ。
「さっさと話せ！」
短気なベテラン刑事は声を荒らげた。
「それはほんとか！？」
ベテラン刑事の声は廊下をこだました。
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