おまけのカミングアウト。

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おまけのカミングアウト。

「あ、そうそう、これって運命なのかも知れないけれど」 「運命……?」  ホームページ。 「ホームページ……?」 「そうそう。ホームページを見て、うちの職場に入りたいって言ってくれたじゃない?」  あれね、僕が作ったの。前の部署でね。 「ええ!?」  篠原は目を丸くして。そんなことって、とこぼして。 「アレ聞いた時嬉しかったな。自信作だったし。あのホームページ」  ふふ、と安良沢は唇の端を上げて。 「巡り合わせだね。篠原君。あんまりこういうの信じてないけどきっとやっぱり僕達は」  ――出会う運命だったんだよ。 「凍った時間がまた動き出す。ふたりで一緒に」  いろんな時間を過ごせたら、いいね。
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