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今日の天気は快晴。明日も予報では快晴。気温は少し低めだけど俺はパーカーを着てるから適温。
窓の外には桜の枝に小鳥が止まってる。んふふ可愛いね!
バンッ!!!
「わ〜んまた決算書追加だってぇー! 2-Eの廊下側中央窓ガラス破損と、風紀から今日提出期日の発案書催促承ったよー…」
へろへろりーんと生徒会室の扉をぶち開けたのは寝癖付きの会計サマ。
さっきまでの爽快な気分は見事急降下。簡略ジェットコースターいいね!
生徒会室には俺と会計サマしか居ないのに何故に慌ただしいのか。事の発端は一週間前。
眼鏡から七不思議の解明の手助けを求められた夕方頃から。
天パクンは一体何者なのか。転校初日から数日間もの間で生徒会親衛隊の中でも過激派な生徒らを虜にした。らしい。
らしい、は噂で俺は直接見てないからどうともね!
でもそれは良くて問題は別にある。
「器物破損ってまた天パクン関連すか?」
「ピンポンピンポン大正解! 花丸上げちゃう〜!」
「クソほど要らね〜!」
コレ。
この一週間で天パクンが関与してやらかした器物破損の数なんと三回! 過激派親衛隊を虜にしたあとは器物破損。
清楚系ビッチくらい意味わかんない。しかも偶然壊しちゃったんだって。偶然三度も!
ここまでやらかして退学処分にならない理由は理事長の姉の愛息子だからって親友から聞いた。
学生時代姉にシャレにならないほどお世話になったんだとか。暴力沙汰ではなく器物破損ぐらいなら可愛いもんだとか。
あと怪我人は幸いゼロだし弁償や謝罪も疎かにしてはないらしーし。
俺はそっちのけで親友に従兄弟が居た事実に落雷並みショック受けたけどね。俺ら小学生からの仲だよ。
「あれ…ひーくん体脂肪率減った? ちゃんとご飯食べてる?」
「会計サマこそ目の下のくまちゃんお元気すね。なんで体脂肪率減ったとかわかるの??」
「ご飯食べに行こっか」
何気なく逸らそうとしたら真面目に返されたし、そんな暇あるなら親友に会いたいと喚く俺は学食まで引き摺られたとさ。
既視感が…。
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