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「ぬ、主様……
一体、なにがどうなったのです!?」
「……見ての通りだ。
おまえのやりすぎたことを、ほんの少し修正した。
しかし、ほんの少しとはいえ、この修正は大変なことだぞ。
時の流れを変える大きな力を使ったのだからな。
そのおかげであの村を元通りにすることは出来なかった。
……あとはおまえに任せる。」
「ま、任せる……?」
セラフィナは、まだ事態が飲みこめない様子で、戸惑った顔を老人の方に向けた。
「次におまえに会えるのは、ここが昔のように戻った頃だな。
その頃には、おまえも大好きな巫女の舞いや歌が見られることだろう。」
「舞いや歌が……
し、しかし…村には巫女はいません。
あの者ももう巫女の証は失いました。」
老人は、セラフィナの言葉に何も答えず、ただ静かに微笑んだ。
「セラフィナよ……人間のことを学ぶのだ…」
そう言うと同時に、老人がセラフィナの肩を突く。
セラフィナは何も言う暇もないまま、後ろ向きに倒れこんで……
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