レンタル彼女

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彼女いない歴=年齢の私。 周りは結婚して子供も居るような年頃。 あ~あ、なんで俺は女に縁がないのだろう…。 街をぶらぶらしながらカップルが 楽しそうに過ぎていくのを 羨ましくもあり、憎くもあり…。 わざと間を歩いてやろうかとすら 思うが流石にしない。 もうこのまま俺は一生独身で枯れちゃうのか。 トボトボと歩いていると男性が声をかけてきた。 「そこのお兄さんっ♪ 良かったら、うちのお店どうですか? 興味合ったら是非寄っていって~♪うふ♡」 っと一枚のビラを渡してきた。 風俗だったら興味ないけどな~…っと 歩きながらそのビラを見た。 「レンタル彼女」なんだそれ…。 「いらっしゃいませ~なのら。ご指名有難うございま~す」 「あ、ども…」 「今から、今日は初回なので、ちょっとだけ お試しって感じでお散歩な~のら♪」 「は、はい///(カワイイな)」 「よろしくなのね」満面の笑みでニッコリ微笑む。 「よ、よろしくおねがいします」 「私の事あ~ちゃんって呼んでなのら♪」 「あ、あ~ちゃん…」 「貴方は…トトロ!うん、それでいこっ!」 「トトロ…wははは…見た目がトトロだからかw」 「うふふw」 「悪くないw」 「でしょ~♪wトトロ、歩こ♪」 「あっるっこ~あっるっこ~私は元気~♪」 るんるんと二人はあるき始めた。 「あ~ちゃん…待って 」ゼイゼイ 「ん?トトロおそいのら」 「歩くの早いって…」 「押してあげようか」 「いやいや…見失いそうでさ」 「ふふw 見えなくなったらゲームオーバーなのら」 「ちょ…そりゃないよ~(汗)」 「うそうそwしょうがないなのら」 そういうと手をつなぐあ~ちゃん。 「わわ///」(こんなキャワイイ子と手を繋げるなんて もう…死んでも良い) 「恋人繋ぎ知ってる?」 「し、知らない知らない ナニソレ?してみたい」 「こうするのら」 「うわあ///凄い良いこれ♡」 「でしょ♪」 世の中のカップルは当たり前のようにこれをいつも してるのか…ちきしょー羨ましいじゃないかっ! いいなあーちゃん大好きになっちゃいそうだ…。 「トトロ、残念だけど、今日はここまでなのら」 「…そ、そうなんだ。追加料金払ったら延長できますか?」 「初回は30分だけお散歩って決まってるのら」 「そっか…分かりました。また来ます! そして、あーちゃんを指名します!」 「ほんと?有難うございます!トトロの事 待ってるよ!それまでさらばなのら~♪ こけないように気をつけて帰るのら♪」 「は、はい!またね あーちゃん!」 「またなのら~」 あ~…なのらって口調が移りそう…なのらw あ~ちゃんカワイイな…女の子って柔らかくて ふんわりしててなんか楽しいな♪ 毎日会いたいあ~ちゃんに…。
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