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あ~ちゃんに会いたい♪
トトロはウキウキお店に向かった。
ところが「本日定休日ニャン」と看板が…。
「がーーーーん」
そっか…今日は俺も一人でのんびりするか。
また翌日懲りずにお店にやってきたトトロ。
あ~ちゃんを指名しようと思ったら
貸出中になっていた。ガーン
そしてまた翌日…行けども行けども貸出中…。
流石にトトロはブチギレてお店の受付へ。
「あの…あ~ちゃんいっつも貸出中で
全然デートできないんですけど
どうなってるんですか?なんとか会わせて
貰えないですかね?」
「はい?あ~ちゃんですか…あ~…
あの子はお店で一番人気なので
申し訳ございません。他の子では
満足出来ないでしょうか?」
「あ~ちゃんしか嫌です…」
「そのうち空いてる日も来るかと
思います…また足をお運び下さい。
申し訳ございません」
「そうですか・・・分かりました。
また来ます」
トトロがお店を出ると…
「行った?」っとあーちゃん
「はい、帰りました」
「良かった…もうあの人とデートするの
嫌だもん」
「がっかりしていたよ?」
「結婚しよって言われそうな予感がして
怖いのよね。仮想と現実を一緒にされそうだし」
「君たちは夢を売る仕事なんだよ?」
「じゃああーちゃんもう辞める」
「いやいや、辞められちゃ困るって」
「なんで?」
「契約…ちゃんと読んで」
「あ…そっか。まだ半年契約期間あるのね」
「ですよ…しっかり働いて貰わないとね!」
「は~い…。でも、あの人来たらうまく
やって下さいよ店長!」
「分かってますけど…スキをつかれたら
諦めて下さいね…」
「えー…嫌です…」
「仕事として割り切ってよ」
「店長もついてきてよ~」
「そんな事できないです…」
「は~…憂鬱」
そんな事情があるとも知らずトトロは
懲りずに毎日通うのだった。
鋼の心を持つ男トトロと店では話題に。
「あ~ちゃん、いい加減会ってあげな?」
「やだよ、まさる君女装して会ってあげて?」
「なんで俺が…wいや、面白そうだなそれw」
「こら、駄目だぞ女装なんて…」
「分かってますって店長w」
「まさる君、デートしよ♡」
「あーちゃん…来たよトトロ…」
「あ…」
油断しているすきに押されてしまった…。
あーちゃんどうなる?!
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