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「ご飯出来ましたよ」
「あら~有難うねさとる君」
「お風呂も沸かしておきました!」
「やだ、上出来じゃない!」
「いえいえ、仕事ですから」
「洗濯物も畳んでくれてる。部屋も掃除
ちゃんとしてくれてる。」
「子供さんの宿題も一緒に見てあげました」
「パーフェクト!」
「喜んで頂けましたでしょうか」
「うん!満点!」
「じゃあ、またお願いね♪」
「かしこまりました。では今日はこの辺で」
エプロンを外し、人妻の家をでていくさとる。
もうレンタル人妻に懲りたので
さとるはふと思いついたのだ。
そうだ家政夫になろうと!
それなら自然と人妻に近づけるではないか!とね。
我ながらナイスアイデア♪
家事や掃除、小さい子供のお世話なんかも
大好きだった。仕事をしながら生き甲斐を感じた。
人のためになるってなんて楽しいのだろうかと。
あ~僕も素敵な奥さんを見つけて結婚して
温かい家庭を作りたいものだ…。
こうしてさとるは家政夫として働き出すようになった。
翌日依頼を受けた家に行くとそこはゴミ屋敷の様だった。
うわ…凄い状態だ。でも依頼主はとっても綺麗な奥様。
あんな方がこんな家に住んでいるなんて…。
恥ずかしそうに奥さんは「凄く散らかってますが」と
言っていた。謙遜だと思っていたが…。
奥さんが喜ぶようにとさとるは一生懸命片付けた。
「ただいま」っと夜依頼主の奥様が帰ってきた。
「おかえりなさいませ奥様」
「うわ~…新築みたい…凄い、これ全部あなたが?」
「そうですよ。朝からずっと休まずに掃除いたしました」
「素敵!本当に有難う!これからもずっとお願いします」
「喜んで。これからはもう管理は私にお任せ下さい!」
「はい!頼もしいわ」
奥さんは嬉しさの余りさとるに抱きつきキスをした。
「お礼のキスね♡」
「あは…ありがとうございます///」
家政夫は依頼主に手を出してはいけない約束があるので
さとるはグッと堪え家を出た。
あ~あのまま押し倒したかった///結構タイプなんだよな
あ~いう清楚な奥様…。やっぱ俺、家政夫無理><;
そしてまさるはあっさりと家政夫業を辞めてしまった。
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