2人が本棚に入れています
本棚に追加
俺も好きだよという言葉がずっと心の中でこだましている。
「あ、そうだお土産渡すね」
っとカバンからキーホルダーを出す。
「自由の女神!」
「うん!ニューヨークといえばねw」
「有難う!大事にする~!」
「俺も同じの持ってるからね。」
「そうなんだ。嬉しい!…ねえ、ところでどうしてニューヨーク
に行こうと思ったの?」
「何か色んな夢が叶うイメージを勝手に持ってて
俺もニューヨークに行けばすごい夢を実現できるかなって
単純に思って移住したんだ」
「そうなんだ。大胆ね!英語ペラペラでしょ」
「ま、まあねw」
っとじゅんのスマホに着信が…。
「ごめん」と言うと彼女からのようだ…。
英語で話しだした。じゅん君本当に英語ペラペラだ・・・カッコいい。
ジェスチャー交えながら何か激しく言い合ってるようだ。
時折ののかの方を見てもう少し待ってねというような仕草をした。
ののかはぽーっとそんなじゅんの事を見つめた。
カフェオレがもうなくなってしまった。
じゅん君がくれたカフェオレだから普通のカフェオレとは違う。
とても美味しいカフェオレに感じた。
このキーホルダーもじゅん君が選んで買ってきてくれたんだ。
私のためにわざわざ。その気持も凄く嬉しい。
「ごめんね、おまたせ…」
「喧嘩?」
「うん…。なんか…振られちった…。ののか…慰めて」
そういうとののかの膝に顔をうずめた。
胸がドキドキ、キュンとした。
さっき再会したばかりなのに…。
最初のコメントを投稿しよう!