病める時こそ赤く激しく恋せよ乙女

生きていれば
病み　傷つく　時もある

生きていれば
年を重ね　心錆びつく　時もある

生きていれば
孤独の波に押し流される時もある

さあ　おいで
あなたの赤くほとばしる血の騒ぎ　
僕の鼓動でリズムをつけよう

力を　抜いて
あなたの堅い心の糸を解きほぐし
僕の微熱でゆっくり煮込もう

病める時　悲しい時こそ
恋　の　チャンス

そのマイナーな涙　集めて
その疼く命の痛み　集めて
赤く　激しく　狂おしく

ぼくの　胸に
飛び込んで泣いて　甘えておくれ

ぼくは　満月
恋する乙女の　涙　白く映して

ぼくは　恋人
病めるあなたと　ラプソディー