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それらの影響で、自分でも小説を書くようになり、インターネットの小説投稿サイトに載せてみた。
そこで少しは評価され、コアなファンも付いてくれたが、文芸誌が募集している新人賞にはついぞ一度も一次選考にも通らなかった。
それで悶々としていたある日。
街を嵐が襲った。雷の音が鳴り響く。
停電した。
しかし、俺はそんな雰囲気での読書もいいかと、ろうそくの日で読書していたのだが。
すぐ近くの落雷のため、本の奥に隠れた、埃のたまったコンセントから出火し、煙が上がったことに、本に夢中になりすぎて気づかなかった。
そしてハッと気付いて慌てて逃げようとした時には部屋は煙に包まれており、それを吸い込んだ俺は倒れ、そのまま愛読書たちとともに焼け死んでしまったのだった。
おわり。
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