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異世界転生!?
・・・・といきたいところだが、なんとそれで終わるものではなかった。
気がつくと俺は、どこかピンクがかったモヤに覆われた不思議な空間にいた。
いや、そこに地面はなく、ただ落下しているだけの感覚だった。
そしてしばらくすると、モヤが晴れ、「世界」が見えてくる。
中世ヨーロッパにあるような城。
これも中世のような村々。
広大な大地に、見たこともない生き物がうなり声を上げ、世界の果てには禍々しいオーラを放った、魔の王が住んでいそうな城。
子供の頃、友達の家で少しだけやったことのある、ロールプレイングゲームの世界に似ている。
これはまさか。
俺ってやつは、今はやりの。
異世界転生とかいうのをしちまったっていうのか。
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