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突然だが、私には幼馴染みがいる。
とても見た目がよく、頭もいい。
おまけに性格までいいと来た。
まあ、当然おモテになられるし?
私もちゃっかり惚れちゃってますし?
べ、別に焼きもちとか、独占欲だとか、持ってないし?
ゴホン
まぁ、何でアイツの話をしているか()と言うと、なんと今、その幼馴染みにバックハグをされています。
……ナンテコッタ
いやいやいや、何で???
え、私何かした?いつも通り自分の家のリビングでスマホ弄ってただけぞ?
え?
いや、でもまだなんとか表情はくz
「バーカ」
ヒッッッッ
「なーんでこの俺が抱きついてるのに顔色ひとつ変えねぇの?」
ち、近い近い近い近い!
好きな人の顔のどアップは、乙女の心臓に悪いんだよ!驚きすぎてなんのリアクションもできんわ!!!!!
「つまんねぇの」
幼馴染みがリビングから出ていく。
ドアがしまる音と同時に私は顔を覆い座っていたソファに横から倒れる。
そして、尊さで漏れ出る汚い声を撒き散らしながら小一時間程悶え続けた。
それを面白げに見つめる視線に気づかずに…
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