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初めての
僕が衰え始めたのは、小学校の4年生くらいからだったと思う
だから生まれつきって訳じゃないんだ
それが良いことか悪いことかは分からない
衰えないことが最善ではあるのだろう
それでも僕は徐々に衰えていった
衰えが来てしまった以上、仕方がない
まさかココにお世話になる事になるとは
CMでは見たことあったけど、若い子も結構いるんだな
もっと、お年寄りばっかりだと思っていた
「宮崎さーん、測定始めますよー」
おっと、僕の番の様だ
学校以外で測定する機会が来るとは、少し緊張するな
「どうですか?」
聞かれた僕は指を指す
「成る程、お疲れ様でした。」
暫くして、完成した品を渡される
早速それを装着すると、世界が一変した
懐かしい視界にほんの少し感動した
これからは、コイツが俺の相棒だ
クイっとしながらカッコつける
今日、メガネ始めました
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