憑依

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憑依

アタシが10歳あたりだった頃。その日は、とても快晴の穏やかな春の日。突然電話が掛かってきた。 従姉妹『ひろ!?お母さん居る?』 アタシ『うん!居るよ!代わるね。』 従姉妹『おねえちゃん!?』従姉妹は、母親をお姉ちゃんとゆって慕っていた。が、今日は、かなり様子が変。。。 従姉妹『お姉ちゃん!助けて!?』 母親『どした?身体でも悪いのか?』アタシの母親も、ナースです。 従姉妹『違う!違うんだよ!あんちゃんが!?』 従姉妹には、7つ上に兄がいる。アタシからしたら10歳離れている。 従姉妹『あんちゃんが、急に家から飛び出して止めるの聞かずに走っていっちゃったんだよ!』 母親『ええ?なに??なんだ?』 アタシは母親と共にあんちゃんを探す!そりゃ必死に車で!!!その頃、従姉妹の両親揃って出掛けていた為に、アタシの母親が必死に探したのを、今でも覚えている。 車で探し始めて約30分過ぎたあたりで!? 居た!あんちゃんは、真っ青な顔をして裸足で走っていた。ただ、只管に。。。。。農道を真っ直ぐに。。。。。 母親が必死に後を追いながらも車を道端にハザード付けて止めた。 あんちゃんは、見向きもしない、ただ前だけ!只管前を見ていた。誰の声も聞こえないようだった。 母親も必死に走り出し、必死にしがみついた。 が。。。あんちゃんは、そんな母親をよそにただ只管走りまくる。止まらないとゆうよりは、止まれない。止まることを許さない。とゆうような状況だったように思う。。 母親も負けない!?必死に兎に角あんちゃんの名前を叫びながら、羽交い締めにした!? その時!!?突然に、その、あんちゃんが、ピタリと走りを止めたんだ。。。。そして、母親は、 あんちゃんを紐?で縛って、兎に角、車に乗せた。 抵抗はなく、家に付くと静かに布団に寝かせた。。。スゲー勢いで眠りについた。。。母親は、あんちゃんを連れて救急搬送。精密検査もしたんだ。。。しかし。病院に着くと、付き物?がとれたかのように何も変わらず、普通に、会話し医師からの診断も特段変わりなく、寧ろ、なんで来たの?だった。。。後に、あんちゃんは、この時の記憶が全くない!?事が分かる。。。。。母親、従姉妹、アタシは当然、とても信じ難く非常に驚いたが納得もしたような気持ちではあった。 さらに、時を経て この時の理由が分かる。 親戚の家の裏庭に祠がある。それを、触れてはいけないのに、あんちゃんは、友人と戯れて触れてしまったそうです。、、、、。怒りをかい、憑依されたんではないか?と、祖母は、云っていた。 この祠を元に戻し供養をしたら、何事もない毎日にもどった。。。。。。 子供だった頃の強烈な想い出。。。。。 ミステリーだよな。。。。。多分?????
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