戯言

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戯言

自分の選択が返って相手を苦しめた 自分の選択が自分の首を締めた 馬鹿だった 自分ばかりで全くもって相手のことなんて考えてないんじゃないか 喧嘩した時「ごめん」が自分から言えないのはその象徴なんじゃないか 遊んでばかりなのにちっとも回復しなかった 『何がしたい』『何が足りない』『何が辛い』 考えて答えを出そうとすれば 「分からない」 それしか言葉にできなかった 本当に死にたい人ほど身体は丈夫なのは何故だ 本当に生きたい人ほど身体が脆いのは何故だ ぱったりと命日に死にたい人が死ねれば どんなに苦しみが減るだろうか それも傍から見れば残酷な話なのだろう 導いてくれる神か 自由な悪魔か そう言われれば悪魔を選んでしまう 導きなんて宛にしたくないから もっと考えて行動しろ そう言われてしまえば何も言えなくなる だって実際何も考えて行動していないように見えていたのだから それは自分の非だろうと 常識なのだから誰も否定しない 普通や常識は誰も疑わない そんなの勘違いなんじゃないかって誰も思わない 正しいだとか強くあれだとか美しい姿勢だとか はっきりいってどうでもいい そんなの勇者だとか魔法使いに当てればいい なのにただの人間に押し付ければ 嫌になるなんて分からないのか 子供よりもそういう大人の方がよっぽど馬鹿じゃないか 知識では上をいっても頭ん中は空同然だ こんな戯言を吐いている才能もなく努力もできない自分にもしも良さがあるなら教えて欲しい 馬鹿な自分では理解できないから
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