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(うれしい。もっと、もっとしてあげたい……)
以前無理やり抱かれていた時は、今のように相手を快(よ)くしようという質問は、お互いの間にほとんど無かった。
しかし今は違う。鷹城が望むように、最高の夜にしてあげたかった。
(もっと感じてほしい……。なんでも、してあげたい)
例え気持ちが通じ合っていなくても、鷹城を愛おしく思う心は本物だ。その真の優しさが、自然と仕草に現れているのかもしれない。
「……っ、おい。もうやばいぞ。離せ」
愛撫を続けていると、切羽詰まった鷹城の声がした。
「……っぷは、……やだ」
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