白川サンタのプレゼント

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白川サンタのプレゼント

 真琴は言われた通りに一端ベッドを降り、鏡台の前に置いてあった紙袋を開けた。中には潤滑ゼリーのチューブと、避妊具の箱が二つ入っている。 「わっ、なにこれ」 「白川がよこしたんだ。サンタクロースからのもう一つのプレゼントだってよ。……まったく、あいつには今後頭が上がらないな」  鷹城が溜息をついた。  真琴はそれらを持ってベッドに戻る。手のひらにゼリーをたっぷりだし、指と蕾に塗りつけた。 「ん……これなら、へいきそう」  ぬるっと中指がなかに入った。ゆっくり出し入れしていると、だんだん解れてくる。 「ふ……はっ」 「ずいぶん慣れてるんだな。入れるのに抵抗ねえみたいだし。……誰かと外で遊んできたか?」  鷹城が嫉妬のにじんだ声で言った。 「ちがう、じぶんで……っ」 「自分で?」 「じぶんでしてた……、んっ……ココきもちいから、」 「なっ……」
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