降りろ!

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「ほら、まだ硬えじゃあねえか。全然ほぐれてない。これじゃ入らなくて当然だ」 「……あ、はっ、んんっ」  巧みに出し入れされると肉壁がとろけていくのが分かる。 (すご…きもちいい。恥ずかしいくらい、気持ちよくなっちゃう…) 「腰揺らしてんじゃねえよ。淫乱」 「ちが……! あ、ン……っ」 「どうだ? 気持ちいいか?」 「そんなの、いえなっ……! ふぁ、んっふ、くぅん……」 「正直になれ」 「あん……っ。きもち、いいっ」  鷹城の美しいバリトンで命令されると、形だけの抵抗などあっさり流れてしまう。  いつもの堅物ぶりはどこへやら、真琴は快感に身を委ねた。 「素直に感じてる方が可愛いぜ」  鷹城の指が真琴の一番弱い部分を探し当てた。 「――あンっ!」 「あった。ここ、好きだろ?」  鷹城が満足そうに唇の端を引き上げた。 「ひあ……ん、あうっ……なん、で覚え、て……!」 「当たり前だろ。忘れるかよ」  指の腹でぐにぐにと押されると、体中が火にあぶられたみたいに燃えあがった。
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