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「お前、ずるいぜ。酔ってるくせに、そんなキスをするなんて……。まるで俺のことが好きみてえじゃねえか……!」
と深く口づけを返した。今までの受け身状態とは違う情熱的な舌にくらくらする。
(せんせ……すき。キスがこんなにきもちいいなんて、しらなかった。さっきと全然ちがう……)
楔が、ぐちゅっと音を立てて動き出す。真琴の背が快感でぶるぶると震えた。
「あっ! ……ふぁ」
「これが……好きか?」
と、ぐんと中で男根を突き上げる。
「……ふあっ、すき、すきぃっ」
鷹城本人には好きと言えないけれど、彼の性器は好きだと言える自分がおかしかった。
「その好きでいい……。それでいいからもっと言え。もっと……」
鷹城が切なく囁く。
「あんっ……すき、すきぃ……っ」
その甘いバリトンに誘われて、真琴はうわごとのように繰り返した。
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