私の知らない涙

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それを追いかけるような、大股の足音。 これは…機嫌が悪い時だ。 「こっっ…のクズ男!!!お前なんかしっ!!!??ひ…っ!!!」 「びーびー煩えなぁぁぁ!!!?こっちはお前みたいなアバズレを、有効活用してやってんだろうが!!大人しく脱いで寝転べや!!!」 「嫌!!!嫌ぁぁぁぁ助けて!!助けて!!!」 私ははぁ…とため息をつく。 しばらく、廊下には出られない。仕方なく、ヘッドフォンで、音楽を流しながら読書をして過ごした。 いつもの事なのだ。
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