おもい

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おもい

 高校一年の春。俺はあることを始めた。  それは突如として思いついたことではなく、以前からずっと考えていたこと。  そして、高校入学を機に始めてみようと重い腰をあげたのであった。  誰かにそのことを告げることはしなかった。なぜなら、とてもじゃないが周りの人に言うのは恥ずかしかったから。そして共感してくれたり、応援してくれる人はいないと確信していたから。  だから、実際のところはただの気まぐれ。そして、少しばかりの好奇心で始めた。  執筆活動を。
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