波打ち際

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俺は崖を降りていく。 大きな波が何度も打ち付ける中、見えた場所に近づく。 人だ。やっぱり人が居る。 ブロンドの髪をした…女性だ。 裸で地面に付している。 でもなんでこんな所に。 とりあえず放って置くわけにもいかない。 「大丈夫ですか?」 声をかけて身体を回す。身体が酷く冷たい。更に額から血が出ている。 「これは大変だ!」 俺は女性を抱えて家に向かった。
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