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プロローグ
太古より地球には数多の生物が存在してる。
そんな一つの地球の中は大きく二つの世界に別れているのはよく知られている。
海と陸
中には空を一つの世界に上げる者も居るかもしれないが、空に産まれ、空でその生涯を終える者は居ない。
海に産まれたものは海に生き、海で死にゆく。
陸で産まれたものは陸に生き、陸で死にゆく。
長い生命の歴史の中、ほぼほぼこの摂理は守られてきた。
しかし掟は稀に破られる。
例えば鯨達だ。
海に産まれた彼らは陸に憧れて陸へいった。身体は陸に適した作りになったにも関わらず、海が恋しくなり海へ帰った。
そう、そして同じ様に掟を破ったのは人間だ。
陸に生きる人間と
海に生きる人間とが生まれたこの世界の片隅の小さな物語。
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