おネエさんと一緒!

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「今日は、飲むぞ!飲んであいつのことなんか忘れてやる!」 僕は、普段1人で居酒屋で呑んだりしないけど、今日だけは、1人で酔いたい気分だった。 話は1時間前に遡る。 僕は、同棲している彼とカフェでお茶をしていた。 すると、いきなりおかしなことを言い始めたんだ。 「俺、今の部屋から出て行くから。手続きも、荷物の移動も終わってるから。」 これ。と、差し出されたのは鍵。 「何?それ。」 頭が真っ白だった。 5年間、大学からの彼氏が部屋を出て行くって? 「どうして?誰か他に好きな人でもできた?」 すると彼はあっけらかんとした様子で、 「いやー。実はお前には黙ってたけど、俺、女もいけるんだわ。お前と付き合いながら何人かつまみ食いしてて。今度の娘は、お前より俺に合うって思ってさー。そういうことなんで、別れよう。お前、可愛い顔だからすぐ次が見つかるって!」
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