君に告げる音

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六ヶ月の妊婦検診を終えて家に帰ってきた私は、いつもより少し興奮気味だった。 まだ確定ではないけれど、赤ちゃんの性別が判明したのだ。 すぐにでも君に電話したい気分だったけれど、きっとまだ昼休みにすら入っていない。 『性別、わかったよ!家に帰ってきたら発表するから、どっちか想像しといてね』 大事なことだから、君に直接伝えたい。そう思ってメッセージを送る。 けれど、普段なら昼休みや仕事の休憩中にメッセージをくれる君から応答がない。 忙しいのだろうか。何度もスマホを確かめては妙な胸騒ぎを感じていると、突然知らない番号からの着信があった。
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