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ごあいさつ
例年より暖かい気がする今冬ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ご無沙汰しております。洲道美宏です。
今さらですが、まずは次回の更新日のお知らせを。
今月と来月はお休みをいただき、次回は2月13日更新予定です。二カ月開いてしまいますが、どうか忘れないでやってください。(切実)
怜司編と同じく、書いては公開しを繰り返しておりました。初めは、そんな長くならないだろと思っていたんですが。あれか、回想シーンが予定より長くなる呪いでもかかってんのか。
ただ、今年は戦闘シーンが多かったので、美琴の過去編は書いていて楽しかったです。特に明との出会いのシーン。明がいたいけな女子中学生を手玉に取っています。こいつ素で女の子に優しくして無自覚にモテまくるタイプだわと思いながら書いていました。陽も多分そのタイプ。将来が心配です。晴は素と計算が半々。
美琴は今と比べてまだ素直な感じですね。それにしても、母親に言った「あたしたちこれ以上一緒にいない方がいい~」というセリフ。まるで別れ話をしているカップルの会話のようだ。
あとは閃。これまでもちょこちょこ出ていますが、どうも影が薄い。やっと出番が来てもセリフが少ない。その少ないセリフで腕をへし折ると脅す物騒な奴です。これからセリフが増えるのか、私にも分かりません。
美琴の過去編は、長くはなりましたが流れは予定通りだったので無事に終わってほっとしました。美琴の弘貴たちへの思いもやっと書いてあげられたし。一つ肩の荷が下りました。
楽しかったといえば、紺野さんたちのシーンもそうですね。緊迫したシーンもありましたが、第四十六章の後半は白狐のおかげでいい感じに緩くなって助かりました。北原や弘貴、あとは志季のような、ちょっと情けなかったり単純なキャラはあれこれ考えなくていいから書きやすい。緊張と緩和って大事です。その点でいえば、伊弉諾神宮班はボケ担当がいないのでちょっと書きにくかった。基本的に全員真面目。
そういえば、この作品を書き始めて五年目ですが、色々と変わったことがありました。
メッセージアプリの機能が廃止になったり、参考にしていた路地にあった家が一軒取り壊されたり、三宮の再開発工事が進んで周辺がすっかり綺麗になったり。何より大きかったのは、京都府警の移転。紺野さんの通勤時間がちょっと伸びた。
あとは警察官の貸与携帯ですかね。あるのは知っていたので調べたことがあるんですが、予算の都合で署によって色々だそう。事件を直接捜査する人だけとか、捜査員全員ではないとか、警部(警部補だったかな)以上の人だけとか。いまいち塩梅が分からないので触れずにいたんですが、最近ドラマでもちょこちょこ扱われるようになり、しかも捜査員全員に貸与されているふうに描かれているものもあって、さてどうしたものかと。鬼代事件の捜査員は多い設定ですし、捜査予算は右京署から出ているので貸与されなくてもおかしくはない。でももし貸与されていたら、廃ホテル事件の紺野さんたちは電源を切って、充電がなくなったと言い訳をしたことになります。
五年も同じ作品を書いていれば現実と異なってくる部分があるのは当然で、書き始めた頃に合わせるか曖昧に濁せばいいだけの話なんですが。でも気になる。面倒な性格だなぁ。
相も変わらず謎は謎のままで、その上で新しい謎が増えていくという、自分でもさっさと回収してしまいたいと思うような展開になってきました。巨大結界編を終えればまたひと段落つくんですが、これがなかなか。頑張ります。
冒頭でもお知らせしましたが、次回更新は2月13日になります。二カ月まるっと開きますが、ぜひ忘れずにいていただけると幸いです。(切実。二回目)
では、今年もたくさんのいいねや本棚登録、本当にありがとうございました。まだまだ寒くなってくるようなので、どうか体調にはお気をつけて、良いクリスマス&新年をお迎えください。
2023年12月20日 洲道美宏
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