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お知らせ
ご無沙汰しております、洲道美宏です。
すっかり寒くなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、さっそく。
更新についてですが、申し訳ありません、来月はお休みさせていただきます。
どうにも執筆速度が遅く、とうとう間に合わなくなってしまいました。これを書いている時点で第十七章が半分も書き終わっていない状態です。さらにこの時期で時間が取れそうにもなく、せっかく読んでいただいているのに本当に申し訳ありません。次回更新は、二月十三日を予定しております。よろしければその頃にひょっこり覗いていただけると幸いです。
去年は更新してるのになぁ、と思い返してみれば、そりゃそうです。書き溜めしていた物を更新してたんです。滞りなく更新できるわ。もう少し早く書ければ、といつも思います。プロではないので、別に適当でいいんじゃね? と思う自分と、でも読んでくださっている方がいるんだからできるだけ納得した状態で公開したい、と思う自分の間で毎回葛藤し落ち込みつつ、それでもやっぱり「物語を書く」ことが好きでやめられない。もうこれ中毒なんじゃないかと思います。
毎年、この時期になると思うことが一つ。昔書いた小説どうしよう、と。
小説を書くこともそうですが、文字を書くこと自体が好きなので、昔はノートに書いていました。しかし、やっぱり場所を取る。とはいえゴミに出すには少々忍びない。つーか正直言って恥ずかしい。だったら細切れにするしかない。パソコンとシュレッダー開発した人尊敬します。どうしようかな、あれ……。
掃除をしながらちらっと読み返したりするんですが、もうぞっとするくらい拙い。中学生の時に初めて書いた長編とかね、もう見てらんないです。恥ずかしいを通り越して失笑ですよ。
でも、はっとさせられる文章が時々出てくるんです。「人は何度諦めても、結局は心が一番求める場所に戻ってくる」。中学生の私が何を思ってこんな一文を書いたのか、そもそも書いたことすら覚えていませんが、妙に納得させられました。
こうして公開し、読んでいただくまでに、何度も何度も書くことを諦めました。けれど、ふとした時に思うんです。私、何やってるんだろうって。日々楽しいのに、何故かふっと虚しくなって無性に書きたくなる。そんなことを何度も繰り返して、やっと「ちゃんと書いて読んでもらおう」と思うことができました。
それが「オニヒト」です。
昔から溜めていたネタの中でも妙に引っ掛かっていたものでした。元々のタイトルは「鬼と桜」。柴と陰陽師ヒロインとの恋愛中心のお話だったんですが、アクションが書きたくて方向転換し、主人公を男の子に変えたらこんなことに。しかも、ヒロインは冷静で聡明な影のある子だったのに、大河くんはちょっとアホな子という。どこで間違えた。
昔と比べてずいぶんと作風も変わり、大所帯になりました。色々と手のかかるキャラも増え、正直、こいつらこれからどうすんだと頭を悩ませることもたびたびです。ですが、それすらも楽しい。やっぱり物語を書くことが好きなんだと、改めて再認識させられた作品です。
冒頭でもお知らせ致しましたが、来月は更新をお休みさせていただきます。毎月読んでいただいている方には、本当に申し訳なく思います。気長にお待ちいただけると嬉しいです。
では、コロナ一色だった今年。収まるどころか日々感染者数が増える中で年末年始を迎えることになりそうですが、皆様、どうか「自分は大丈夫」と思うことのないよう、予防を万全にした上で良いお年をお迎えくださいませ。
今年一年、読んで下さりありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
2020年12月13日 洲道美宏
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