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今日は出掛けるには、ちょっと肌寒い日であった。なので、カラータイツをスカートに合わせた。
「それ、かわいいね」
「どこ見てるのよ、もう、嘘ばっかり」
そう言いながら、ちょっぴり恥ずかしいけど嬉しかった。
ワインレッドのそのタイツは、紺の花柄スカートを大人かわいく見せてくれた。寒さも少し緩和された気がした。
家具屋には、たくさんの種類の数が置いてあった。シンプルなものから、実用性の強いもの、かわいらしいもの、ベーシックなものまで多種多様だ。あまりにありすぎて、迷ってしまう。
家具選びも、やはり彼と趣味が合った。ベッドもソファーも食器棚も、机も椅子も全て気が合った。
たとえ、親子でも兄弟姉妹でも、ここまで同じにはならないだろう。
「ソウルメイトなのかな?」
冗談交じりに、二人で笑い合った。
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