晃平と届け物

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晃平と届け物

※大人の玩具が出て来ます その日、晃平(コウヘイ)はチベスナ顔のままフライパンにゴマ油を引き、ご飯を丸く広げてじっくりと焼き始めていた。 叔父から送られてきたのは俗に言う大人のおもちゃである。 それはもうご立派なバ〇ブを手に取ると、晃平(コウヘイ)はチベスナ顔になった。 ラザリィスは首を傾げ、祀樹(シキ)はため息を吐き、ミコトは興味なさげに本を読んでいた。 麗遠(レイオン)は苦笑いを浮かべていたが。 「もうちょっとちゃんとしたもの送って欲しいなー」 「お醤油とか?」 「燻製用のチップも欲しい」 丸く広げたご飯をひっくり返しながら、晃平(コウヘイ)はそう返した。 「クンセイショウユ、というのが気になる」 「今度作ったげるね。……にしても」 晃平(コウヘイ)はチベスナ顔のまま、段ボール箱の中の大人の玩具達を見つめつつ、カリカリに焼いたご飯を皿に盛り付けた。 「これどーしよ……」 「晃平(コウヘイ)のチベスナ顔が戻らねえ」 大人の玩具をどうするか考えつつ、晃平(コウヘイ)は昼食作りを続けるのだった。
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