慎二と神様

11/15
前へ
/116ページ
次へ
その後は慎二が気になっているということに答え、普段の生活のことなども話していると、風が眠そうに布団の上に乗っていたので、「風、今夜まではこの中で寝てくださいね。明日は帰りますから」 「あ、明日なんだけど」 「そ、そうです!車というのをおじさんに返したのでしょう?帰りはどうやって……」 「そっち?あの車は大きかったでしょ?こっちにある軽自動車。えーと、来る時に乗ってきた車の半分くらいって言ったらわかるかな?小さい方の車を貰えることになったんだよ。だから、帰りも車だよ。明日は今日お土産買っちゃったから、帰り道で途中で寄りたいところがあって」 「構いませんよ。どのようなところに行くのですか?」 「内緒!」 明日は朝食後に宿を出ると言うので、もう寝ようということになり、横になる。
/116ページ

最初のコメントを投稿しよう!

191人が本棚に入れています
本棚に追加