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俺と3人の異端児 第2話
第2話 異端児との出会い①
日曜日
「ふぅーやっとついたか」「地味に遠いよねー」家から電車で約1時間30分のところに母さんは入院している。「ここの病院は母さんの知り合いも入院しているから母さんも馴染みやすいだろうって理由でここに入院しているからな」「そうなんだー初めて知った!」「今まで言ってなかったからな、まず病院の中に入るぞ」「はーい」
病院
「お母さんの病室ってどこなの?」「5階だった気がするけどーあった!」「失礼しまーす」「母さん来たよ」「おかあさーん!」「龍斗と香澄!わざわざお見舞いにきてくれたの?ありがとう。」「そんなことないよ」お母さん早く元気になってね!」「分かったわよ。すぐに元気になるから大丈夫だよ!」香澄も母さんも笑顔でいる。俺はそんな2人を見るのが大好きだ。「2人には、本当に迷惑をかけてしまって、ごめんね。」「気にしなくていいよ母さん」「そうだよお母さん私たちは大丈夫だから」「2人とも優しいわね、ありがとう」「じゃあ俺たちもう行くから、また来る」「お母さんまたねー」「龍斗、香澄またね」
病室のドアを閉めて俺は香澄と廊下を歩いていた。
「お母さん元気そうで良かったね」「そうだな」
母さんの症状が軽くて良かったなどの話をしながら俺はエレベーターに乗った。そこには、1人の女子高生がいた。俺の行っている学校の制服と同じだ。でもなんで日曜日に制服なんで着てるんだ?そんなことを考えながら俺はエレベーターを降りた。
次の日 学校
「ふぁ〜眠いなぁー」「どうしたー?龍斗?なんかいつもより元気ないけど」「そんなことねぇーよ」「それより今日ゲーセン行かない?」「お前いっつもだよな。どんだけゲーセン好きなんだよ」「しょーがないだろーで、行くの?」「行かない」「なんだよーノリわりぃなぁー」「しょうがないだろー。トイレ行ってくるわ」「俺もついて行ってやるよ」「なんだよ気持ちわりぃーな」「まぁまぁ」そんな話をしながら廊下を歩いていると、その時女の子が俺の横を通った。よく見たら昨日の子だ。「どうした?もしかして、一目惚れした?」「何言ってんだお前?」「ごめんごめん」「そういえばさー」「なんだ?」「お前好きな人とかいるの?」翔にそんなこと聞かれたのは、初めてだ。「俺は、恋愛とかクソほど興味が無いんだけど」「えーそうなのー!?てっきりいるかと思った。」「いねぇーよ。てかなんでそんなこと聞いてきたんだよ?」「3週間後にある林間学校の時にあるキャンプファイアーを恋人同志で踊ると、なんとかっていう噂があるから、今カップルが大量発生してるんだってよ」「そういうことか。俺にとってはどうでもいいけどな」「そうだよな。お互い頑張ろうぜ」「勝手に同情すんなよ」そんな話を1日中話していたらいつのまにか、下校時間になっていた。
下校中・家
「早く帰らないと、香澄が待ってる」そんなことをいいながら俺は走りながら帰っている「やっと着いたー」俺は走って帰ってきたため、ものすごく息切れをしていた。「ただいまー。」「おかえりー」「お兄ちゃんお客さんがきてるよ」「お邪魔しています。吉岡千里と言います。」「君はは、昨日病院にいた人じゃないか?」「なぜそれを?」「昨日病院のエレベーターにいたの見たからだ」「そうなんですか」「そういえば、なんで君は、昨日制服をきていたんだ?」「あーあれはちょっと理由があってー」「気になるな、何か隠してんだろ」「分かりました。では、話しますね」
第3話へ続く!
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