俺と3人の異端児 第1話

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俺と3人の異端児 第1話

第1話 日常 「君と会えたから俺の毎日の日々は、変わったんだ。 君に会えて、良かった。ありがとう。」「私こそあなたに会えて、本当に良かった。」           「おーいりゅうーとー起きろー!」「ん..ふぁ〜寝てたのか」なんだろう?何かの夢を見てた気がするんだけど?覚えてねぇーや。「なぁ龍斗今日ゲーセンいかねぇー?」 こいつの名前は(しょう)俺の昔からの友達であり親友でもある。友達に嫌なことがあっても、自分から相談にのってくれるいい奴だけど、とにかくうるさい。「行かないー」「なんでだよー?またバイト?」「いや、妹の面倒見ないといけないから」「そうか?また今度誘うからなぁー」「おう」 俺は妹と2人で暮らしている。 父さんは、俺が1歳の時に事故で死んでしまった。 まだ物心がついていない時だったから全然覚えてないけど、俺の事をとても大事に思ってくれていたって、よく母さんから聞いていた。 母さんは、入院をしている。妹には病気の内容は言っていない。前に母さんが倒れた時に妹はショックで 高熱を出してしまいものすごく苦しそにしていたから。「今は少し体調が悪いから、入院をしているだけだから大丈夫だ」妹に言っている。 「早く家に帰って、飯でも作るかー」           「ただいまー」「おかえりーお兄ちゃん」「もう帰ってたのか」「うん。あのねお兄ちゃん。今日テストで100点取ったんだよ!!」「すごいな!香澄!《かすみ》」「あと、ご飯作っといたよー」「香澄が作ってくれていたのかー!」「うん!」「うまそうだな。いただきます!」「美味いぞ、香澄!」「ありがとう!」 俺は今まで香澄に迷惑をかけている。だから優しくするようにしている。「そういえば今日ねー面白いことがあったのー」「良かったな」「そういえば、日曜日に母さんのお見舞いに行くからな」「うん。分かった楽しみだなー」「そうか、じゃあ風呂入って寝るぞ」「はーい」 こんな毎日が続くと俺は思っていた。だけど、この時の俺はまだ知らなかった。3人異端児にこれから出会うことに。                  第2話に続く!
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