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【 第四話: 小鳥さんが死んだから 】
私は、夜になり、大好きだった夫を、大きなスーツケースに押し込んだ。
(1羽の小鳥さんが死んだの。)
(お父さんが1羽じゃかわいそうだって、オスとメス1羽ずつ、せっかく2羽買って来てくれたのに。)
(その内の飼っていたオスの小鳥さんが死んじゃった。)
私は、死んだオスの小鳥さんをマンションの庭に埋めて、お墓を作ったの。
そして、残されたもう一人の女性は、虫の息だったけど、まだ生きて泣いていたので、私はその女性を窓の外に逃がしてあげたの。
「さあ、あなたはもう自由よ」
その小鳥さんは、窓から元気よく飛び立って行ったの……。
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