【 最終話: 小鳥さんになったから 】

1/1
40人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ

【 最終話: 小鳥さんになったから 】

『ドサッ!!』 「きゃあーーっ!!」 「お、おい、大丈夫か! ダ、ダメだ……! グチャグチャだ……」 「誰か飛び降り自殺したぞぉーっ!! 救急車、救急車を誰か呼んでくれーーっ!!」 『ドサッ!!』 「お、おい、もう一人落ちてきたぞ!!」 「この女性も、ダメだ……」 「あっ! この女性は、確か……、最上階に住んでいる新婚さんの奥さんじゃないか……?」 「そ、そうだ……。名前は、確か……」 「『小鳥さん(ことりさん)』だ……」  私は、涙を流しながら、笑顔でお空に飛び立ったの……、  『小鳥さん』として……、  自由を求めて……。 END
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!