576人が本棚に入れています
本棚に追加
11-2.
私は大変驚ろいた。
そーかー！
私なんかが考えも付かない結末。
でもあの女にあの元夫、充分有り得るぅ。
おばあちゃん、ありがと。
おばあちゃんが復縁しても幸せになれるかどうかは
分からないないよって教えてくれたんだね。
ほんと、ありがと。
おばあちゃんの教えを無駄にはしないよ。
私は祖母に誓った。
◇ ◇ ◇ ◇
間宮修造の今の妻、里子から遥に有り得ない内容の連絡が
あった数日前のこと。
見舞いに行った病院で姉の順子は弟の修造から意外な話を
聞いた。
事故のことを知った遥が、修造を引き取って面倒を見たいと
言ってくれているので、自分も職があればあなたを手放したくは
ないけれど、お金のない私のところに居るよりも遥さんのところに
居たほうがあなたも今後ちゃんとした医療が受けられると思うのよ
という話が妻の里子からあったというのだ。
順子は里子の言い分がほぼ9割り方嘘だろうと見抜いていたが
弟はこの話をハテ、どんな気持ちで聞いたのだろう。
そんなミエミエの嘘八百の与太話を信じたのだろうか?
里子の言い分に反発するような反応を弟修造は示さなかった。
最初のコメントを投稿しよう！