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それからというもの私は掌を返したように自分に接する人々を目の当たりにするようになって、その度に現金な人間どもめと蔑む反面、厚待遇されることに、殊に男に持て囃されることに嬉しくならない筈がなかった。そして夫には優しくされても玉の輿に乗るべくやんごとなき方と浮気して或る日、その方を同伴して夫の前に現れ、お前みたいな性根の腐ったブ男は大嫌いなんだ!とはっきり言い放って振ってやった。その時、大ショックを受け、この上なく落胆した夫の顔と言ったらなかった。
で、私ったら溜飲が下がっちゃってワッハッハ!って思いっきり笑い飛ばしちゃった次第。全く魔女さまさまだわ!
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