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四日目
この日はしっかり窓を開けておいたので、無事に外へ出ることが出来た。
でも昨日逃したのが悔しいので、ひょっとして今日も二次会みたいな感じで続きをやっていないかなー……と思い真っ先に一昨日伝えられた場所を目指す。
とある空き家の屋根の上だ。
まあどうせいないだろうけど念のため、という思いは見事に裏切られ、猫がぞろりと揃っていた。
「あー! 七実さんじゃないですかー! 昨日はどうしたんですかー? 人間に戻っちゃったのかなーと思ってびっくりしましたよー。」
知り合いのリサさんが声をかけてくれたので、緊張が解けて嬉しくなった。
「ごめんなさい! 行くつもりだったんですけど窓に掛けちゃった鍵が外せなくて……今日のこれは昨日の続きですか?」
「楽しかったからもう一回やろうってだけで、続きというより二回目の集まりみたいな感じですよ。寄っていきますー?」
「はい、勿論です! わ、今日も十分綺麗な月ですね。」
「満月だったのがつい昨日ですから、まだまだ丸いですよー。ゆっくり話しましょう!」
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