五日目~七日目

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家にも行ってみた。 お父さんはもう出勤してるから分からないけど、少なくともお母さんはいつもと変わりない。 これは……どういうことだろう。 忘れられてるとか? 私が猫になったままだから、それで……。 嫌な予感ばかりが頭の中を駆け巡り、グズグズと町中歩き回っているうちに夕方になり、夜になり、もし今ベッドに入って朝目を覚ましたら人間に戻れているのでは? と微かな希望を抱いて、私は家に帰った。 パジャマはすでに片付けられていた。 ベッドの上に布団はあるけどこの体じゃタンスすら開けられないし、どうしよう……。 もし目を覚まして人間に戻ってたら、つまりそれって……。 いや、でもこの状態で野宿する方が不味いし、家だったら何とか説明がつく……気がする。 よし。 私は覚悟を決めて布団に潜り込んだ。
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