花と、酒と

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三時間後、火葬場で骨だけになった祖父が戻ってきた。 みんなで棺を囲み、祖父の足元から順に骨を拾っていく。 胸の辺りまできたところで、頭の部分がうっすらとピンク色に染まっていることに気が付いた。 火葬場の人に尋ねると、棺に入れた花の色が染みついたのだろうということだった。 しかし私の胸には、量が少ないとぼやきながらもうまそうに酒を飲む、祖父の姿が浮かぶのだった。                   完   
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